子育て世帯ご注目!子育て支援定期のご紹介
伊藤亮太(いとう りょうた) 現在、スキラージャパン株式会社取締役副社長。 CFPR、DCアドバイザー、証券外務員資格保有。 慶應義塾大学大学院商学研究科(専門は社会保障・年金)修了後、証券会社の営業・経営企画部門等を経て2007年11月、「スキラージャパン株式会社」を設立。個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案・サポート等を行うと同時に、企業やオーナーに対する経営コンサルティング、相続・事業承継設計・保険設計の提案・サポートを主に行っている。 また、CFPR認定者として、FP受験講座等の講師として活躍するかたわら、大学等で金融や資産運用、年金、保険などの講演も行っている。著書として、『ゼロからわかる金融入門 基本と常識』(西東社)などがある。 公式サイト|伊藤亮太ファイナンシャルプランナー http://www.ryota-ito.jp |
少子化で騒がれる世の中ですが、将来の日本経済をけん引するのは若年世代、そしてこれから生まれてくる世代になります。国を挙げた少子化対策はもちろん行われていますが、民間における対策(例:育児に専念できる職場作りなど)も必要です。実は民間の金融機関でも預金を通じて子育て世代に貢献するサービスを提供しているところもあります。特に、信用金庫や地銀でそうしたサービスを期間を限定してではありますが取扱いが行われています。
今回は、子育て世代が今預けることのできるお得な定期預金についてご紹介したいと思います。
■平塚信用金庫(神奈川県)が取り扱う<子育て支援定期積金>
平塚信用金庫では、平成22年6月28日(月)から平成23年3月31日(木)まで、<子育て支援定期積金>を販売しています。
対象者は、18歳未満のお子様がいらっしゃる世帯の個人で、積立金額(掛込金額)は毎月10,000円以上(1,000円単位)となっています。預入期間は3年(36回)以上5年(60回)以内で、1世帯あたりの契約掛込金総額は300万円以内となっています。
適用金利は「ご契約時の定期積金の店頭表示金利+年0.20%」です。年0.20%の追加はほんのささいなものと思われるかもしれませんが、300万円預け入れた場合には6,000円になりますからバカに出来ません。
また、新規で20万円以上預け入れた方には、先着合計10,000名様に荘銀オリジナルの「窓あきグラス」or「レジャーシート」がプレゼントされます。
募集金額は20億円。期間中であっても、募集金額に達した場合には、お取り扱いを終了する場合もあるようです。
詳しくは平塚信用金庫のホームページをご覧ください。
<平塚信用金庫ホームページ>
http://www.shinkin.co.jp/hiratuka/individual/accumulate/images/kosodateA4_L.pdf
○豆知識―『定期積金って?』
一定の契約期間内に、定期的(例:毎月)に一定金額を掛金として払込み、満期日には掛金と給付補填金(利息)が支払われます。取扱機関は、信用金庫、信用組合、労働金庫や農協など。住宅の購入や教育資金等、あらかじめ必要となる資金額が分かっている場合などの目的のある貯蓄に適しているといえます。
■JAバンク静岡(静岡県)が取り扱う<子育て支援定期積金-すくすく>
JAバンク静岡では、平成22年4月から平成27年3月まで、<子育て支援定期積金-すくすく>を販売しています。
対象者(ご契約者)は、「しずおか子育て優待カード」の対象者となる保護者が同伴した18歳未満の方(ご契約時)で、払込金額は1回あたり100円以上(1円単位)となっています。契約期間は2年以上5年以内で、掛金を定期的に分割で払込みます。ご契約金額は50万円以上となっています。
適用金利は「ご契約時の定期積金の店頭表示金利+年0.20%」です。なお、ご契約者の保護者が「子ども手当」をJAに指定されている方の場合、<すくすくプラス>として「店頭表示金利+年0.30%」になります。
詳しくはJAバンク静岡のホームページをご覧ください。
<JAバンク静岡ホームページ>
http://www.jabank-shizuoka.gr.jp/jachokin/chokin/sukusuku.html
■吉備信用金庫が取り扱う<子育て応援定期預金>
吉備信用金庫では、平成22年7月1日(木)から平成23年3月31日(木)まで、<子育て応援定期預金>を販売しています。
対象者は、15歳以下のお子様がいらっしゃる世帯の個人で、預入金額100,000円以上100万円以内となっています。
適用金利は対象となるお子様が2人までは「店頭表示金利+年0.20%」です。3人以上の場合には、「店頭表示金利+年0.3%」になります。
預入期間は1年。2011年3月末の預金残高の0.05%相当額を本店のある岡山県総社市の子育て事業に寄付されるとのことであり、総社市の子育て支援にも役立っています。
詳しくは吉備信用金庫のホームページをご覧ください。
<吉備信用金庫ホームページ>
http://www.pnc.or.jp/kibishin/news/pdf/kosodateouen.pdf
以上、現在取り扱われている子育て支援定期積金or定期預金をご紹介しました。お子様をお持ちのご家庭にとっては、少しでも多くの利息が付く点は見逃せませんよね。
なお、年間を通してみれば、様々な子育て定期積金or定期預金が発売されています。お近くの金融機関でもお取扱商品があるかもしれません。お時間のある時にでも、金融機関のホームページを見てみるとよいと思います。
本コラムは、スキラージャパン株式会社ホームページ『FPコラム』に掲載したものを手直ししたものになります。
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