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季節観の会

やぎ2023/12/15 08:55
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二十四節季と七十二候に心惹かれました。
ある当用日記帳の付録ページがきっかけでした。
皆さまにいろいろ教えていただければと思います。

カキコミは御自由です。
コメントに返信は遅くなるかもです。

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#52 やぎ2024/06/10 06:49
腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)
ホタルが光りはじめる頃。

明治12年(1879年)にエジソンが電球を発明する以前、江戸時代の前期頃までは光は神秘的なものでした。
昔の人は草が朽ちて蛍になると信じていたようで、七十二候では蒸れて腐った草がホタルに変身する・・・となっています。

ホタルが光る仕組みは2015年にやっとわかりました。
ホタルは発光する物質ルシフェリンと発光をサポートする酵素ルシフェラーゼを持ち、そこにホタルの体内の酵素が使われて化学反応し光るのだそうです。
#51 やぎ2024/06/05 06:55
芒種(ぼうしゅ)です。
芒(ぼう・のぎ)は、イネ科植物の穂先にある針のような突起のことだそうです。
芒のある穀物の種を撒く時期で、田植えの始まりとされました。

螳螂生 (かまきりしょうず)
かまきりが生まれる頃。
螳螂


アパートの庭のサルビアが木質化して、そこにカマキリが泡のような(補足:泡に包まれた)卵を産み付けていました。
しばらくするとベランダの手すりに 1cmにもならないカマキリの赤ちゃんが来ました。
可愛くてカメラで撮りました。

今はサルビアを抜いてしまって、カマキリが卵を産むこともなくなり、
赤ちゃんにも出会えなくなって、少し淋しい梅雨前です。
#50 やぎ2024/06/05 06:27
チャオさん
着実な自然の歩み・・・おっしゃる通りと思います。
だんだん暖かく(暑く)なっていく頃に1日2日の気温が低い日があっても、
「寒いっ!どうなってるんだろう?」などと、大げさに考えなくなりました。

#49 チャオ2024/05/31 07:27
小満で麦の穂が付き始め麦秋至で黄金色に熟す・・10日ほどで自然は大きく動くのですね。日々ボーっと暮らしていますが、着実な自然のあゆみには驚かされます。気を引き締めて暮らさねば!
#48 やぎ2024/05/31 07:03
麦秋至 (むぎのときいたる)
麦が黄金色に熟す頃。

農家にとって、麦を刈り取る忙しい時期です。

秋と言う字は「とき」とも読むそうです。
実りの秋は大事な時期であることから、
秋=大事な時=とき
と読むようになったという説があります。
#47 やぎ2024/05/26 08:57
紅花栄 (べにばなさかう)
ベニバナが盛んに花開く頃。

(染料や生薬、食用油のもとになるベニバナは6~7月に咲くそうです。ここで言う七十二候の紅花は、遅咲きのツツジのことではないか?という説があります。)

紅花染めは何度も繰り返し染めることで濃い赤色になり、深紅(しんく)、韓紅・唐紅(からくれない)になっていきます。
聞き覚えのある「桜色(さくらいろ)」 は、その過程の途中の色だそうです。

深紅と韓紅は同じ色だ・・・となっていますが、PCの色見本でみたところ、深紅は やや黒っぽく、韓紅は黄色み がかっています。
#46 やぎ2024/05/20 07:05
小満(しょうまん)です。 
小満には、秋に蒔いた麦などの種がつく頃で、農民が一安心する(小さく満足する)という説、または万物が勢いよく成長して、天地に生気が満ちる頃、という説があるそうです。
衣替えの準備をする頃でもあります。

蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)
卵からかえった蚕の幼虫が桑を盛んに食べ始める頃。

受精した蚕の卵には2種類あるそうです。
産卵後10日ほどで孵化する”非休眠卵”と、次の年の春になるまでふ化しない”休眠卵”の2種類です。

この産み分けについては、
「メスの成虫(母親)が卵の時期に25°Cにさらされると休眠卵を,15°Cにさらされると非休眠卵を産卵します。」 
と書いてあるページを見つけました。

これは、あるメスのカイコ蛾は非休眠卵ばかりを産み、そうでないメスは休眠卵ばかりを産むと読み取れます。しかもメスの卵時代の気温が関係するとか。

つい人間に置き換えて考えてしまいます。ある子供の母の、そのまた母が妊娠していた間の環境が、孫に現れるのですかね?
仮に人間に置き換えたらですが、遺伝より環境などとも言われますし、興味深い事です。

#45 やぎ2024/05/15 07:02
竹笋生 (たけのこしょうず)
タケノコが生え始める頃。

日本原産の真竹が旬になります。
この頃よりも早く、春先から出回るのは孟宗竹という品種です。
孟宗とは、中国の孝行息子の名だそうです。
有り得ない話だとして批判もありますが、以下に孝行の話を紹介いたします。

補足:有り得ない話なのに、江戸時代の寺子屋で孝行の範として子供らに教えられたことへの批判のようです。

(二十四孝より)
「年老いた病気の母が冬にタケノコ
が食べたいと言ったが、冬に筍があるはずもない。
孟宗は涙ながらに天に祈りながら雪を掘っていた。
すると、あっという間に雪が融け、土の中から筍が沢山出て来た。
孟宗は大変喜び、筍を採って帰り、熱い汁物を作って母に与えると、たちまち病も癒えて天寿を全うした。」
#44 やぎ2024/05/10 07:03
蚯蚓出 (みみずいづる)
ミミズが地表に出てくる頃。

地面の深い所は暖かく、ミミズはそこで冬眠し、目覚めても暫くは地面深くに留まるそうです。
気温が上がる今頃は地表近くに上がってきます。

ミミズを調べていたら、ミミズは雌雄同体で1匹の中に卵子と精子があり、しかし自分の中の卵子と精子は受精ができず、生殖の際には別の個体と出会って精子をもらい、相手にも自分の精子を与え、受精するのだという説がありました。

そのような生物がいることをふまえると、人間の男女間のアレコレが、また違った見え方がしてきて考えこんてしまいます。

補足:冬を越して数年生きる種類のミミズもいれば、春に生まれて冬に死ぬ種類のミミズもあるそうです。
#43 やぎ2024/05/05 07:03
立夏です。

蛙始鳴 (かわずはじめてなく)
繁殖のためカエルが鳴き始める頃。

小林一茶の「やせ蛙」の句にあるように、カエルの恋のオス同士の争いは すさまじいそうです。
また、これは病弱な自分の子を蛙に重ねた句だとする説があるそうです。
#42 やぎ2024/04/30 18:35
チャオさん

あぁ、いいお話ですね!
不思議ですね。
お知らせくださって、有難うございます。

私はダンナの棺に飾る用に、睡蓮の花と葉の折り紙を時々、折っています。
嘘のようですが本当です^^
#41 チャオ2024/04/30 12:31
義実家には1本だけボタンの木があります。高齢で臥せっていた義父とのお別れの日に、いつもよりずっと早く4月8日に硬い蕾が開きました。義母は「お父さんのボタンが咲いた・・」とその一輪のボタンを棺の上にのせてお別れしたのを思い出します。もう20年も前の事です。自然はそうやって人の記憶を思い出させてくれるのですね。
#40 やぎ2024/04/30 06:38
牡丹華 (ぼたん はなさく)
牡丹が咲き始める頃。

牡丹の花は直径は10~20cmと大きく、甘い香りがして鮮やかな赤や紫色が代表です。
中国が原産地で、楊貴妃の美貌にたとえられたそうです。
日本には薬草として奈良時代に伝わったそうです。

花は20日間ほど開き、牡丹が終わると夏が来ると言われます。
 明日は八十八夜です。
#39 やぎ2024/04/25 06:48
霜止出苗 (しもやみてなえいづる)
暖かくなって霜が止み、苗が伸びる頃。


霜が止むとはいうものの、4月以降も冷え込んだ日に霜が降りることがあり、遅霜というそうです。
霜は気温3℃(地表付近の温度は氷点下)になると降りやすいそうです。

4~5月の遅霜で、農作物が被害にあってしまいます。
被害を防ぐため、多くの茶園では防霜ファンやスプリンクラーを設置して霜対策をしているそうです。
#38 やぎ2024/04/19 06:42
穀雨(こくう)です。
雨が降って穀物の成長を促す頃。
諸説あるようで、雨の日が多くなると書いてあるページもあれば、
雨の日が多いわけではないが雨量が増えると書いたページもありました。


葭始生 (あしはじめてしょうず)

水辺の葦がツンツンとした細い筍のような芽を水面に突き出す頃。
弱さの象徴のような葦ですが、水質浄化する力が強く、
まとまって地下茎で互いを支え合っているそうです。

「悪し」は縁起が悪いので「よし」と読むことがあるそうです。

#37 やぎ2024/04/14 07:04
虹始見 (にじはじめてあらわる)
これから夏にかけて、夕立の後に虹が見えるようになる。




(虹ができる仕組み)
太陽の光は白く見えます。
その光が雨粒(霧)に差し込み、粒を通過するときに反射・屈折して、七色に分かれて見えるのが虹なのだそうです。

真昼で太陽が高い位置にあると虹は見えず、夕方がいいそうです。
虹が現れるのは必ず、太陽がある方向の反対側の空なのだそうです。

#36 やぎ2024/04/09 06:41
鴻雁北 (こうがんかえる)
冬の間を日本で過ごした水鳥が北のシベリアに去っていく頃。

「鴻」(こう)はハクチョウやヒシクイなど大型の水鳥の総称で、
「雁」は小さい水鳥の総称だそうです。

鴻、雁ともカモ科です。
カルガモもカモ科ですが日本に残って産卵し、6月ごろには育てるのに適した地へ移動します。
#35 やぎ2024/04/04 07:03
清明(せいめい)です。

玄鳥至 (つばめきたる)
冬の間、東南アジアなどにいたツバメが日本にやってくる頃。



ツバメの子育て
オス・メスが交互に餌を運んで子育てをすることと、年に複数回の繁殖をすることから「夫婦円満」「家庭円満」の象徴とされているようです。

実は、ほとんどの鳥が同じようにオスも子育てに貢献するそうです。
必ずしもツバメ夫婦は円満ばかりではなく、隙をみてメスが他のオスと交尾してしまい、オスが愛想をつかす例も観察されたそうです。

キジのようにメスだけが子育てする鳥もいるそうです。
子育て期間を安全な場所で過ごすなど条件が良いため、メスだけで大丈夫なのだそうです。

#34 やぎ2024/03/30 06:46
前回と順番を逆にしただけです。

雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす
春雷が鳴り出す頃。

または
桜始開 さくらはじめてひらく
桜が咲き始める頃。


今の季節は春雷ですが、気になった冬の雷の特徴は。
 ゴロゴロ・・・という前触れが無く、突然である。
 回数が少なく規模が小さいが、ときどき巨大な雷が発生する。
     ということで、「冬の稲妻」の歌詞はピッタリですね。
#33 やぎ2024/03/26 15:05
チャオさん
雷と桜、日本の四季に合うように順番が修正されたのかもしれませんね。
それにしてもチャオさん地方は雷が先だったのですね。
冬の稲妻というアリスの曲がありますが、冬は雷があるにはあるが少ないそうです。
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