5年前の昨日、11月5日に、私は自宅で倒れたのでした。大動脈解離でした。
夜一段落してテレビを見ていた夫が、5年前の今頃は、あなたの手術をしてもらえる病院を探して又救急車で移動していた頃だなぁ、なんて言いました。午後9時頃でした。手術が始まって、終わったのは日付も変わっていたそうです。何時間かかったのかは記憶が無くて、三男と2人で廊下で待っていた、と言いました。翌日仕事がある長男と次男は、私が手術室に入った時点で、タクシーで帰宅したのだそうです。手術前の説明は全員で聴いたのだそうです。
5年という時間、家族や病院の先生方、友人、教会の先生などなど、沢山の方たちに支えていただいて、今の自分にたどり着けたのだなぁ、と改めて感謝しました。
あの時に命が尽きていたら、楽しい旅行も、美しい景色を見ることも、美味しいものを食べることも・・・なかったのですから。意識したわけでは無いけれど、倒れた日に旅行を楽しんでいたなんて、本当に幸せだし、守られたのだと思いました。夫が出来る時にやりたいと思ったことはやろう、と言ってくれている意味も、改めて嚙み締めました。
さして昨夜はもう一つ嬉しい事が有りました。三男が、夕食の時に、二人そろったところで言おうと思って、と前置きして、アルバイトの採用が決まったよ、と報告してくれたのです。5年前の息子の様子を思い返してみると、これも奇跡のように感じます。ホッとして、とても嬉しかったです。でも、あれこれ言わないで、私も夫も、良かったね!!とだけ言いました。本人が一番今度こそメンタルを崩さないように頑張ろう、と思っているはずですから。
今日の午後、アルバイトをする店舗に出かけて、シフトの事や、配属先の事など、基本的な説明を受けて帰って来ました。くたびれたようで、後で詳しく話す、と言って部屋に引きあげました。・・・意志あるところに道は開けます。これからだよ。父も母も、ずっと祈っています。
今日の朝食。平凡な日常の有難味をしみじみ感じた朝でした。
夕食は、旅行のお土産、ほうとうにします。寒いしピッタリだと思います。
そして長男は、昨日11月5日にインドネシアに戻っていきました。
孫にもいつもの日常が始まっていますね。
お父さんが居なくなって、寂しいね。元気に学校に行けますように。プールや工作など、好きなことを楽しく続けられますように。そしてワンオペのお母さんを支えてください。