フィリピンの学校制度について少し紹介します。
昨日、テスト週間の第二部のようなものですが....
保育園、幼稚園は日本と差ほど変わりないと思うが、小学校へ上がる前年度の子供たちのクラスをプレップと言い、日本で言うところの年長組にあたる。
ほとんどが私立だが、アルファベットの読み書きと数字読み書き100までをマスターすることが必要になる。
小学校は日本と同じ6歳入学で6年間。
その後はハイスクール(高校)4年間(16歳で高卒)、大学専門学校へとなる。
大学は短大、看護、船舶、警察アカデミー、と教師など一般4年生大学。
医大は、ボホールには無くセブまで行かなければならない。
一般的に、高校卒業後(16歳)国家試験をパスして医師免許を手にするまで10年と言われている。
他の学生は4年大学卒業して20歳、一流企業へ就職するには、それから海外留学したり、さらに上の専門コースを勉強する必要がある。
昨年大統領が変わって、フィリピンは諸外国に比べ教育が劣っていると判断し、今年度から、段階的に高校を6年制にすることになった。
今の高校4年生は来春卒業できず、5年生になると言うことだ。
数年後には日本と同じ18才で高卒となり、その後大学と言うことになる。
フィリピンではもうひとつ厄介な問題がある。
大学を卒業しても、まともな職業に就けない、給料が安すぎる。
高収入を得るには、医者、弁護士などの自営業と、公務員...。
その公務員は、資格試験に合格してもコネが無くてはなれない。
幹部職の息子、娘、親族が優先されるので、資格試験も合格できるようにわざと簡単にして有るらしい。
息子達が通う学校では、親が医師や弁護士も多いが、多いのは外国人との国際婚(父親が欧州、中国、韓国、日本など)、何と言っても一番は外国航路の船員だろう。
父親は一度船に乗ると、3ヶ月~半年と、家庭には帰れない。
父親不在の家庭が多いが、その収入で子供を名門私立の学校へ入れ、自分のファミリー以外、親、兄弟、従兄弟まで金銭的面倒を見ている...。