今日はフィリピンの独立記念日。

今朝のTVで、マニラでは大統領が参加して、式典の様子が放映されていたが．．．
ここ、ボホールでは特別な催しもない、普通の日曜日。
昨年までは、祝日が土曜、日曜の場合、翌日の月曜日が振り替えで三連休になった。
大統領がアロヨからアキノへ変わって祝日法案も変わったか？
明日は学校も通常．．．。

大統領が変わって、我々の廻りでもう一つ変わったことがある。
それは学校の教育制度。
今までは小学校6年、高校4年（中学なし）で16歳で終了。
教育が十分でないフィリピンでは、高卒でも日本の中卒以下の学力だ。
それを配慮して、今年から段階的に高校も6年になる。
高卒18歳、これでやっと諸外国と同じ教育年数になる。
でも、そうなると貧乏人は益々高校入学が難しく、入学しても今以上に中途退学が増える。
フィリピンでは小学校でさへ中途退学がかなりのパーセント（10％程度か？）に上る。
高校卒業者は入学者数の6～7割．．．。
大学はもっと少ないが、大学を出ても公職以外はまともな高収入の職に付くのは難しい。
低賃金で、雇い主に有利なお金持ち優先の社会である。
だから、住み込みで食事の心配が要らないハウスメイドやウェートレスなど、学歴不要の手っ取り早い職業となるが、メイドのほうも飽きっぽく長続きがしない．．．。
フィリピンの経済事情の厳しさがここにある。