クラブ活動をしている娘を迎えに、息子と一緒に小学校へ行った。
12:00が終了時刻だが、毎回12:30頃にならないと終わらない。
案の定、今日も終わってなくて、Twitterでもしようかと携帯を取り出したところ、
息子が「お父さん遊ぼ」
まぁ午前中家事が忙しくてあまり遊べなかったしな。
携帯をウェストポーチに入れて車を降りる。12:15
すぐ目の前が校庭。「追いかけっこしよう!」と息子。「よし、やるか」
いつもは手加減して、息子に追いつくか追いつかない程度に走るのだが、
今日は、何か無性に全力疾走がしたい。日頃のストレスか!?
ウェストポーチを助手席に投げ込んで、「よーい。どん!」
先にスタートする息子。
そして前を走る息子にタッチ!
……は、しないゼ。
息子の横を全力疾走で走り抜ける。「うぉりゃーーーーーーー!!」
「えー、なんでーー……」息子の声が後ろに遠ざかる。
最後に全力疾走したのは何年前か覚えていないが、
全力疾走気持ちいい!!
嫌がる息子相手に(笑)校庭を何本か往復競争。もちろん全力疾走で。
「お前は半分でUターンしてもいいから」とか言って。
(昼頃、小学校の校庭を全力疾走していた親子は私たちです。)
そうしているうちに、車に娘が戻ってくるのが見えた。12:15
「よし、お姉ちゃん戻ってきたから、車まで競争!」
娘を視界に捕らえながら、車に走っていく。
娘は、自分のバックを車に入れると、また昇降口に戻っていく。
どうやら、私たちに気づいていないらしい。
昇降口に戻っていく娘に「おーい。お父さんたちはこっちだよー」と
声をかけながら車に到着。
「さ、帰るぞぉ」とドアに手をかける。
「うん!?」
ドアが開かない。え?何で?、すぐ近くだからロックしなかったのに。
車の中でささったままの鍵がむなしく揺れている。
「おまえ、もしかしてドアロックした?」と娘に聞くと、
「うん、防犯と思って」
オワタ……。今日に限って何でそんなに気が利くんだ娘よ。
JAFに電話しようにも、携帯も財布もさっき助手席に
投げ込んだウェストポーチの中だよ。
娘を叱ろうと思ったが、娘が悪いわけじゃない。悪いのは俺だ。
車から離れる時は、ちょっとの時間でも貴重品は持ち出さにゃあ。
全力疾走の疲れも重なって、急に脱力感が俺を襲う。
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