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こんな時間が来るなんて

2024/07/26 16:07jun
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山登りお爺さんは、昨夜から1泊でガイドの仕事に出かけています。
今日は息子二人と私の三人です。朝食の準備はしましたが、それぞれバラバラにいただきました。私、次男、三男という順番です。

今月いっぱいで、いよいよ我が家から引っ越し先へ移る次男の寝具類など、大物の洗濯をしました。それから干していたゴルフクラブの手入れをして、キャディーバッグに入れました。私はキャディーバッグの入れ替えもして、細々した小物やウエア、キャップや雨具などの手入れもしました。朝家事も時間をかけて丁寧にしました。トイレも洗面所もピカッとして気持ちが良いです。

昼食は三人揃っていただきました。お素麺に出汁巻き卵、トマトたっぷりのサラダに小ぶりの串カツでした。

お昼のNHKニュースを見ながらの静かなお昼ご飯。
私は昔のことが思い出されていました。彼らがまだ小さかった時は、お素麺に入っている赤や緑の物が、自分には入っていないとか、少ないとかで喧嘩になりそうなこともありました。薬味のわさびや七味を入れすぎて、辛い~~!と涙目になっていたのも、賑やかで、可愛かったな、と思い出しました。

思春期の頃は、息子たちと食事をするのも辛い時期でした。彼らは無言、そして何かに怒っているような、話しかけるなオーラを出しまくっていましたっけ。夫は忙しい、とほとんど私一人で受けてたつ、みたいな感じでした。孤独で悲しかったっけ。でもやるっきゃない、親になったのだから、と踏ん張っていたように思います。彼らは理論武装して、理詰めで攻め立ててくるけれど、それに理詰めで諭したり、受け流す余裕もなかったのですよね。最後は支離滅裂でも迷惑でも、それがあなたたちの母親で、もう変えることも出来ないのだから、諦めなさい。親はそういうものだ!!なんて言い返していました。

今日の食卓は、平和で和やか。お母さん、ゴマ擦ってゴマダレもつくる?なんて言いながら二人で海苔を切ったり、ショウガをおろしたりしてくれました。
それからカゾカゾ?がどうしたこうしたと話していてテレビドラマの事のようでした。物語の中の母親は、大動脈解離で車椅子生活になつてしまったのだと言っていました。 お母さん、本当に奇跡なんだよ。なんて改めて息子から言われて、無理しないで大事にしてよね。なんて言われたりもしました。


過ぎてしまえば、あの嵐のような時間はいったい何だったのでしょうか。ほんの一時だったような気もしてきます。私の料理を美味しい、と言って食べてくれる大人になった息子たち。四人分以上茹でたお素麺はあっという間に盆ざるから無くなりました。


親子関係があのまま破綻してしまったら、一体私はどうしていただろう、そんなことを思うと、今のこの時間は本当に有難いなぁ、と感じました。


明日の教会作業は出入り口に電柱を建てる作業があり、自主工事は中止になりました。残り少ない家族四人の時間を明日も大切に過ごしましょう。

こんな母親だけれど、彼らはちゃんと育ってくれました。有難う。
そんな風にも感じたお昼ご飯でした。

jun


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