3日目くらいになると吐き気も治まり、食事が摂れるようになって点滴が外され、少し歩けるようになって尿管も外されました。毎日胸部のレントゲン検査を受けるのですが、2日目までは、技師さんが病室まで機械を運んできて、ベッドで寝たままレントゲンを撮ってくれるのです。3日目は1階のレントゲン検査室まで車いすに乗せられて看護師さんと行きましたが、4日目からは一人で歩いて行き、日一日と快復してきて嬉しくなりました。5日目は日曜日でしたが、血液検査とレントゲン検査を受けました。問題が無ければ明日退院と言われ、「えぇっ~まだいても良いのに…」と心の中で思いましたが、やっぱり嬉しくて、あちこちメールをして、身の回りの整理を始めました。眺望の良い病室ともお別れと思うと名残惜しくて、病棟を散歩しながら、朝日の見える場所や夕陽の見える場所に行き、夜にはこの綺麗な夜景を目に焼き付けておこうとしばらく見入っていました。
同室に80歳の女性がいらっしゃいましたが9/22に一足お先に退院していきました。彼女は吐き気よりも痛みが酷かったようで、いつまでも痛いと胸を押さえていましたが、私服に着替えると、溌溂として80歳には見えませんでした。私が手術室に行く時には、「大丈夫
大丈夫だからね
」とガッツポーズをして励ましてくれました。そして、「来年の9月には、二人で退院一周年のお祝いをしましょうね!」と約束をして、連絡先の交換をしました。