石油元売り2位の出光興産は3日、原油価格の急落で在庫の評価額が下がったことなどから、2015年3月期連結決算の税引き後利益が980億円の赤字になる見通しだと発表した。
昨年11月の300億円の黒字予想から一転し、http://arboretocicchetti.it/buycothing.html06年に東証1部に上場して以来、初めて税引き後赤字に転落する。
原油価格の下落で、高い価格で仕入れて備蓄している在庫の評価額が下がるほか、販売価格の低下で売上高も減る見通しとなった。
15年3月期の予想について、売上高を5兆円から4兆5400億円に、本業のもうけを示す営業利益を670億円の黒字から1200億円の赤字に、それぞ れ下方修正した。業績の下方修正は昨年11月に続き2回目となるが、鷺島敏明執行役員は「(原油価格は)1月中旬以降、当面の底は打った」と語り、これ以 上悪化する可能性は低いとの見方を示した。