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落語

2025/05/15 21:54jun
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いつもお花を届けてくれる友人に誘われて、落語を見てきました。
彼女がチケットをずいぶん前に買って、ご主人と来るつもりだったそうなのですが・・・ご主人は益々介護が必要になり、二人で落語を楽しむという状況ではなくなった、ということのようでした。チケットがもったいないから、と私を誘ってくれたのです。今夜ご主人は、用意した夕食を召し上がり、1人で留守することはできるようでした。

古今亭菊之丞さんの独演会でした。友人は前座の時から注目していたそうです。
話術の素晴らしさ・・・二人で大笑いしました。

親の介護と夫の介護。厳しい状況にある彼女にとっては2時間の別世界です。小難しいことは抜きにして、バカバカしい話で笑えるのですから、少しはリフレッシュできたのではないか、と思いました。

一緒に歩いて帰って来ました。帰る道々の彼女の言葉です。
夫と二人でずっと家に居るだけだと、多分自分は耐えられない。実家に帰り、親の介護の合間に、庭の植物の手入れをすることが救いなのだ。・・・けれどそれも限界に近い気がする。如何していけばよいのか、答えは見つからない。そんな風に言っていました。

自分で自分を取り戻す時間が絶対に必要です。そのために施設入所も視野に入れる事。外野の声を無視できる部分は無視することも必須だ、と私は伝えました。自分の気持ちが冷静に物事を進めるうえでの一番の障害かもしれない、と彼女は言っていました。理性で割り切れない情なのか、しがらみなのか・・・何なのだろう。もう少し時間がかかるかもしれない、と言うのが彼女の返事でした。

我が教会で開かれる落語会も誘ってみましたが、彼女も自分の教会の礼拝に出席すると間に合わない時間でした。私は少しでも彼女の気分転換、リフレッシュにつながる時を一緒に過ごそうと思いました。それで、23日に新宿御苑でバラを見に行く約束をして別れました。

彼女が支えられ、守られますように。


   朝食です。
落語会に行く前に、夫と息子の夕食は用意しました。
お皿洗いもしてくれていました。

依存しあわない事。自分の衣食住は自分で賄えること。
彼女の現状を考えると、お皿を洗う位は当然なのかもしれません。

夫と私。自立した個人として尊重しあいたい。そんな風にも感じました。


jun


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