いつもお花をプレゼントしてくれるNさんに誘われて、埼玉県立近代美術館に行ってきました。我が家の次男と保育園が一緒だったマナちゃんは芸大に進み、この美術館の学芸員をしているのです。今回は、マナちゃんがチケットをプレゼントしてくれました。
小村雪岱のすべて、という企画展で今月の23日までです。お天気も上々で、美術館の周りの公園は木々が大きく枝を広げて、北浦和の駅がすぐそばだとは思えないくらい、緑豊かなところでした。
小村雪岱の作品、堪能しました。本の装丁の美しさ、資生堂の花椿と言う冊子や明治製菓の販促冊子など、とても贅沢な物でした。舞台美術や歌舞伎座、明治座の公演パンフレット、さらには着物のデザインまで手掛ける活躍ぶりでした。
私は、あの繊細なものが版画だというのに驚きました。
ゆっくりと絵を見て、ロビーに出てみたら、なんとマナちゃんが居ました。久しぶりのマナちゃんは昔と変わらぬ笑顔でした。我が夫の事も話題になり、かなりショックだった、と言っていました。マナちゃんはご主人とハイキングに良く出かけるそうで、いつか北アルプスの3000m級の山にも行ってみたかったけれど、今は行く気になれない、とも言っていました。でも、マナちゃん、落ち着いて、仕事も家庭生活も充実しているように見えました。
それからNさんと美術館のレストランでランチをいただきました。
食後にコーヒーとお菓子もいただき、ゆっくりと話をしました。
話は尽きなくて、さらに公園のベンチでも話しました。
私は、突然夫との別れがやって来たけれど、彼女の場合は、パーキンソン病に加えて認知症にもなり、だんだんと自分の知らない夫になっていくような寂しさ、悲しさを味わっているようでした。別の人になっていく、壊れていくという表現もしていました。それをそばで支えながら暮らしていくのは、どんなに過酷なことか、そんなことも思いました。
お互いに神様がお与えになった道なのだから、何か意味があるのでしょうし、この今の試練が最善の結末に続いて行く道なのだから、受け入れて歩みましょう、と励ましあいました。
たまにこうして心のリフレッシュができる時間も持とうね、と話しました。
とても充実した一日でした。有難うございました。