夕方から、夫と新国立劇場小劇場に行ってきました。
朗読劇「たとへば君 40年の恋歌」を見てきたのです。
浅野ゆう子さんと中村梅雀さんの二人にピアノとチェロの生演奏。1時間45分の濃密な時間でした。奥様が亡くなるまでの夫婦の40年が、二人の短歌を通して表現されていました。
その時、その時の夫婦のありようが短歌にギュっと凝縮されて表現されていて、それが二人の朗読で益々、ヒタヒタと胸に迫りました。出会いから亡くなるまでの時間経過を二人の演技、朗読だけで表現したのですから、私はその演技力も素晴らしいと思いました。・・・すさまじいラブストーリーだと感じました。
我が夫君は、何を感じていたのでしょうか。居眠りもせず、見入っていました。
舞台がはねてから、劇場のそばのお店で食事をしました。
熊本の食材やお酒にこだわった居酒屋さんでした。
頂いたものの一部です。
馬刺しや写真は無いけれどぐるぐるというグルグル巻いてあるネギに酢味噌が掛かったものやあごのさつま揚げ、地鶏のたたきとか、みんな美味しかったです。夫はお店の方の勧めてくれた日本酒をいくつかいただいて上機嫌でした。
香露とか泰斗とか、メモしていました。・・・どこかで見かけたら買ってくるつもりなのかもしれませんね。
舞台の感想、夫はご高齢の夫婦が多かったけれど、男性陣はあれを見て、どんな感想を持ったのか知りたいと思った、のだそうです。ふぅん、それが感想、自分はどう感じたの?と重ねて尋ねたら、言いたくない、というお返事でした。
なんで???
まあ、仕方ありません。
私は余韻を思い起こして、休みます。お休みなさい。