早朝5時、東京は曇天ではありましたが雨は降っていませんでした。
今日は前から予約していたゴルフの日でした。ホームコースのピンポイント予報も、午後2時頃からは雨マークでしたが、それまでは雨だとしてもそんなにひどい降りではない様でした。行こう!!とやる気満々で出発しました。
カートにキャディーバッグを積み込んで、カッパも着て、キャディーさんも準備万端。
キャディーマスター室の方からも、午後の方がひどくなる予報ですから、少しでも早くスタートしますか? と聞かれて、アウトスタートをインスタートに変更してカートに乗り込んだ頃から、ものすごい土砂降りになりました。しばらく待っていたのですが、結局激しくなるばかりで、相談してプレイは中止。スタートしませんでした。
夫はそれなら仕事する、とすぐに帰宅したのですが、私は友人と少しのんびりしてから帰ることにしました。彼女、長男の保育園時代からのママ友なのです。
彼女の案内で、近くにある温泉施設に行き、二人でおしゃべりしながら温泉に浸かりました。
露天に入り、降りしきる雨を眺めて、雨音を聴いていました。
長い時間が過ぎたものです。
息子たちの話し、孫のこと、リハビリ病院に入院している彼女のお母さまの話など、ぽつりぽつりとしていました。
お昼は彼女の案内で、場所を変えてお庭の立派な日本料理屋さんに移動しました。
足元が悪かったので、お庭を歩くのは諦めました。
2人でランチをいただき、食後のコーヒーを飲みながら、またおしゃべり。
お蕎麦は2段重ね。田舎蕎麦が美味しかったです。
帰りに天かすを沢山プレゼントして下さいました。
いろいろな事があったけれど、今こうしてゴルフしたり、美味しいもの食べたりできるのは、本当に有難いことです。保育園に子どもを預けて、血相を変えて日々必死に働いていたあの当時からは、想像もできないことでした。
友人は、人生のご褒美タイムだと思ってる。と言っていました。
歯を喰いしばって頑張っていた、若かったあの頃。苦しかった、ということは、人生上り坂の最中だったのでしょう。今、憂いが無いわけではないけれど、少し余裕やゆとりができたのは、人生が下り坂に入った、という事なのだと思います。でも、無事に下山するのもなかなか大変ですね。
老後破産は困るけれど、賢くお金を使って、楽しみながら年を重ねて行きたいね、と話しました。お互いの今までの生活を理解して、やさしく労わりあえる、そんな友達の存在も不可欠に思えます。今日は雨でお流れになってしまったけれど、またゴルフをしようね、と約束して別れました。
友人の家族が幸せでありますように。
お母さまが、リハビリ病院から退院できますように。