昨夜、夫が突然(夫は以前伝えた、と言い張るのですが) 1泊で八ヶ岳にガイドの仕事で行くから・・・と言い出しました。ヒマラヤから帰って来たばっかりで、週末土曜日には、山岳部の後輩の指導にも行くのです。その上、さらに泊りで山に行くなんて!!と私としては、けっこう腹立たしくて、ご機嫌斜め。そそくさと夕食を済ませて、どんどん片づけて、呑気に晩酌している夫を残して入浴し、食器は洗っておいてくださいね。と言い残して寝室に引き上げてしまいました。
今朝、目覚めてみれば、夫のベッドはすでにもぬけの殻でした。
でも、今日は生ごみの日で、ゴミ出しはしてくれていたようでした。
ここでハタと立ち止まり、朝のコーヒーをいただきながら、夫婦のこれまでの事、これから私はどうしたいのか、なんてことまで考えました。
建築の仕事をした時の収入は、全額家計費に入れてくれている。
これは支払いや、お礼状など、あれこれ私も手伝っている(以前とはくらべものにならない、ほんのちょっぴりだけれど)
ガイドの仕事は、私は一切ノータッチ。いったい、いくらくらいの収入があるのかも知らない。でこれは全額夫の収入。
経済的には、夫の山のせいで、赤字になったり、家計の貯蓄から補填したりしているわけでは無いのだから、問題無しではないか。
ただ、家族の事や、夫婦の時間の使い方など、自分の関心があること以外には、あんまり心が向いていないのだな、と思い、これも今に始まったことではないしな、とちょっと諦めモードになりました。
夏休みに帰国できない長男なので、孫を連れてどこかへ出かけようか、という相談も、次男の引っ越し前に新居でやってもらいたいちょっとした手直しも、弟も呼んで家族で食事しよう、という相談も、みんな上の空みたいだけれど、全部私が決めてしまえばよいし、山の予定が入ったのなら、なにも無理やり合わせることも無いし・・・という気持ちになりました。
そう気持ちが固まったら、ガンガン家事を片づけました。
ベッドカバーも含めて、二人分の寝具の大洗濯をして、さらに家中のマット類も洗い、家計簿もつけました。昨日のコストコのレシートもすべて記入。それから住民税や健康保険のお金など引き落とされているお金も全部記入しました。さらに今月の支払い準備もして、パリッと乾いた寝具でベッドメーキングも完了しました。
ここで、遅ればせながら、来年の3月で70になる夫が、とにかく元気で収入を得てくれて、自分の趣味の登山のお金もそこから賄ってくれているのは、本当に有難いことなんだな、と感じたりしました。
腹立たしい時も多々あるけれど、有難い大切な人。
機嫌をなおして、明日は夫の衣類の修理(ボタン付けとか、ゴムの入れ替え、破けた作業着の補修)をして、美味しい夕食を作ろう、と思いました。
喧嘩しながら、仲良く、終わりのその時まで暮らしましょう。
きっと今月の私の誕生日は、忘れていますね。
それも毎度の事だし、悟れ、私。