合宿から帰って来ました。ホームコースのグループリゾートホテルに泊まり、先生とMさんご夫婦とラウンドして、夕食はミニ宴会でした。
お料理、温泉、ゴルフ・・・これはいつも通りに楽しく充実したものでした。ラウンドレッスンも勉強になったと思います。でも帰りの車で聞いたニュースやら何やらと、Mさんご夫婦のことを夫と話しているうちに、今の自分と夫の立ち位置という事をすごく考えさせられた合宿でもありました。
Mさんご夫婦は、経済的に我が家なととは比べらものにならないくらいのセレブなのだ、と感じました。それが嫌味とか上から目線とかいうのでは無くて、ごく自然ににじみ出ていて、本当にお金持ちなんだぁ、と思いました。そしてご夫婦が引き受けている責任も大きくて、出ていくお金や奉仕に使う時間もとても大きいのだな、としみじみと感じました。もちろん、ご自分たちの楽しみに使われる時間もお金も潤沢な方たちですが・・・私たちは、誘っていただけることは感謝して、背伸びしないでお付き合いさせていただければ、と思いました。これは夫も同意見でした。
Mさんは桁違いにしても、私たちもゴルフを楽しくだり、お友達と交際を広げる余裕は多少はあります。でもMさんご夫婦も私たちも、生々しく、今まさに現役で活動しているのか、と言えばそんなことは無いのです。だからと言って、社会の動きがどうあろうと、遊び惚けていれば良いか、と言えばそんなことは決して無いわけで、より良い社会であるために、残された時間も、お金も、体力も、使うべきところに正しくつかっていくべきなのだ、と感じました。
私は、亡くなった叔父の事を思い出しました。大学で教鞭をとっていた叔父は、九条の会の活動をずっとしていました。自分が戦争から生き残った、という経験もあったと思いますが、老後、実際に活動できなくなると、資金提供や寄稿などをしていました。
Mさんご夫婦も、これからの若者の教育のために、母校を支え、またOB会の仕事もされ、その他さまざまな活動をされていました。
世界に目を向ければ、ハマスとイスラエル、ロシアとウクライナ、台湾と中国・・・紛争で涙を流している人は沢山居ます。
どんなにささやかでも、自分の手持ちのお金、時間、体力をどう使うのか、自分たちには何が出来るのか、とても考えさせられた合宿でした。
夕食の宴会でMさんご夫婦の考え方や、暮らしぶりが垣間見れたのは大きかったと思います。お二人とも聖公会の教育理念を実践されていると感じました。
ゴルフの合宿でしたが、ほかにも沢山学べた合宿でした。