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1人で老いる

2024/04/19 16:49jun
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美容室へカットに行ってきました。約1か月ぶりです。

1か月ぶりに会う、美容室の先生は、なんだかげっそりと痩せて疲れて見えました。

ずっと独身を通していた先生。我が家のそばで開業してから30年近く経っています。
先生も顧客も高齢化はしているけれど、それなりに繁盛していて、気心の知れたご近所さんと元気に仕事されているのだと思っていました。でも今日のやつれた様子に驚いてしまいました。

老後の1人暮らしに向けて、家賃が安くなる都営住宅に申し込みをしていて、当選したそうで、引っ越しをしたのだそうです。隣の区で通勤も40分くらいだそうですが、知り合いが誰も居なくなってしまった、と話していました。そして体調が悪くて検査したら持病の糖尿病がすごく悪化していたのだそうです。・・・値を聞いてびっくり。入院を勧められてもおかしくないと思われます。自分の行く末、最後の時をどうするのか、一人で引っ越し先のお部屋にポツンといると、孤独死という言葉がリアルに感じられる、とも話していました。


美容院を経営しながら体調を崩してしまう。
子どもも居ないし、兄弟も高齢で頼れないし、後始末をどうしたらよいものか。
精神的にも参っているように感じられました。終わった時には・・・つまらない話をしちゃって、ごめんなさい、と謝られました。

帰る時に、お詫びなんて言って、中華のお惣菜を下さいました。夕食に食べようと思って買ったのだそうですが、食欲が無いの、と言っていました。


連れ合いが居ても、やがてはどちらか一人になる。
誰しも一人で旅立つのだけれど、先生の孤独感や不安感、焦燥感はどんなに辛いだろう、と思いました。

近いのだし、八百屋さんの新鮮野菜を買って、すぐに食べられるように調理したりして、ちょこちょこ顔を見に寄ろうと思いました。

まずは健康を回復して下さい。
休業もやむなし。治療を一番に考えて欲しいです。


jun


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