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観劇・シングルファザーになりまして

2024/03/30 18:16jun
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13時から、座・高円寺でお芝居を見てきました。

演目は「シングルファザーになりまして」でした。

年の離れた奥さんと再婚し、60歳にして父親になった、やり手のレストラン経営者が主人公。
新しい店舗をオープンする、というタイミングで若い妻が、子どもを置いて出て行ってしまう。そんなお話でした。

妻に出ていかれて、初めて知る子育ての大変さ。保育園のお迎えやら、持ち物やら、日々の生活・・・仕事を終えてお迎えをして、帰宅したら、即始まる子どもの入浴、洗濯、翌日の保育園の準備等々がリアルに描写されていました。

実際に観劇するまでは、何にもしてくれなかった夫に腹立たしい思いが甦るかな、と思っていましたが、現実は、身につまされてしまって、とっても辛い気持ちでの観劇でした。お金を払って、あんな辛かった時間の追体験なんぞを・・・しなければ良かった。そんな気持ちにもなってしまいました。

劇中、過労で倒れてしまうお母さんが出てきたけれど、私は倒れなかったのでした。歯を喰いしばって、やり通してしまった。意地もあったかもしれない。でも、今にして思えば、あれは間違いだったのでした。病気してから、しみじみ反省してみても、時すでに遅し。みんなが笑っているような場面でも、私は昔が思い出されて笑い事ではなく、涙が出てしまいました。なんてバカバカしい我慢と頑張りをしてきたのでしょう!! 隣で呑気に笑っていた夫は・・・何を思っていたのかな? よく笑えるな、と益々悲しい気持ちになりました。

遠い昔の記憶がよみがえりました。産休明けの無認可保育園の先生方、公立の保育園に入れず、二か所を回っていた頃、お迎えに間に合わなくて、さらにベビーシッターさんをお願いしていた頃・・・合計で13年くらい保育園にお世話になっていたのでした。思い返してみると、無認可保育園の先生方には、どれだけ支えていただいたかわかりません。今もお付き合いしているママ友さんも居るのでした。支えていただいての毎日でした。感謝の気持ちも甦りウルウル。

・・・涙がこぼれてきて仕方ない観劇でした。







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