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静かで寒い日です。

2024/02/02 17:01jun
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朝からとっても寒い東京です。夫はガイド仲間の皆さんとの軽~~いクライミングと、その後新年会があるそうで、朝6時頃に電車で出かけていきました。私は少しのんびりと、三男と朝ごはんをいただきました。

三男は午前中、メンタルクリニックに診察とカウンセリングを受けに出かけて、午前中は私一人でした。昨夜来ていた友人からのクラス会関係の連絡に返信したり、合宿の連絡をしたりして過ごしていました。

夫は会社の仕事を手放して、これからの生活を山にかけてみたいのだろうな、と私は感じています。アルピニストとして最後にひと花・・・8000メートル級のヒマラヤ、ジャイアントに挑戦してみたいようです。アラスカに行きたいのも、そしてガイドのライセンスを取得したのも、そのための布石のように思います。たった一度の人生なのだから、夫にやめてくれ、と制止する権利は私には無い、とは思っているれど、どうしても行きたい、と思うなら、私は婚姻関係を清算してからにして欲しい、と先日夫に伝えました。

会社時代のように、夫の仕事の裏方と家庭生活のすべてを引き受けこなしていくのは、もうイヤなのだ、とも言いました。お互いにそれぞれが人生の後始末を自分でつけられるように、住むところや財産分割や、別々に歩めるように清算するのは時間もかかると思うよ。そう話しました。できることなら、今のままで年を重ねて、二人でゴルフしたり旅行したりしながら最後を見届けあえる、そんな人生を期待したこともありましたが、夫のアルピニストとしてのチャレンジしたい気持ちが勝っているなら、その気持ちは尊重して受け入れようと思っているのです。

私はどう転んでも良いから、どうするのかは、あなたが決めて、と伝えました。夫は今までのままの生活で、どうにか私のご機嫌をとってヒマラヤに行きたい、と思っていたのかもしれませんが、決してそれはしない、と固く心に決めています。

全力投球で、思いを実現してきた夫だけれど、彼が全力だった傍らで、私もまた精一杯の頑張りで支えてきたのです。病気をして、やっと強制終了できたけれど、これから先の時間は、あなたのすることの責任まで引き受けたくは無いのです。私に寄り添ってほしい、とは言いません。自分の始末は自分でします。同じように、あなたは自分の残りの人生を好きに過ごして、自分で責任を負って下さい。私はあなたに対する責任から解放され、伴走者ではなくなります。

そんな話をしました。夫はどういう結論を出すのかわかりません。
もしかしたらこのまんまの生活が続いて行くのかもしれないけれど、私の考え、気持ちだけは伝えました。

長い結婚生活の中で、社長と言う立場もあったのでしょうけれど、あまりにも自分の思い通りに私の支えがある、当然だと能天気に思い込んでいるふしがあります。私は死にかけて、自分の残り時間のこともすごく意識するようになったのです。

夫がどうするのか、静かに淡々と見守りましょう。いつも元気で居て当たり前。2回の癌だって会社に迷惑かけなかった魔法使いみたいな私ではありません。死にかけて、リアルに私の居ない日常も経験したのです。それでちょびっとは生活ぶりも変わったのです。

私たちの老後はどうなっていくのかな?  どうなろうとも、信仰を支えに生きていく覚悟はしています。

さて、そろそろ三男と二人の夕食を作りましょう。
息子はずいぶん元気に成ったと思います。先生や、カウンセラーの方に心から感謝しています。

  
1人で食べたお昼ご飯です。きんかんのハチミツ漬けが美味しかった。

jun


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