アドベント2週目です。狭い仮会堂ですが、どうにか譲りあって着席して礼拝が守られています。会堂に入る時、一番前の席に、2年前に旅立ったYさんのご主人が居ました。ご挨拶したら、りんごを1個下さいました。Yさんのご実家から毎年送られてくるリンゴだそうです。来会する皆さんに1個ずつ手渡していました。
アドベントの蝋燭がついたリースです。今年は小ぶりです。
もう2年が経つのだ、と思いました。Yさんとのラインを残してあるのですが、2021年の12月は、私の病気を心配して、短い励ましの言葉を送ってくれています。ずいぶん体調も悪かったのだと思います。彼女が旅立ったのは年明け3月。全力で書いてくれていたのだ、と思います。落ち込むと、今でもこのラインを見返しています。
りんご。わざわざ届けて下さったご主人。お気持ちが有難いです。ご主人の毎日に恵みと安らぎがあるように祈りましょう。りんごは今日の夜いただきます。
家に帰ったら、友人から小菊の花束が届けられていました。今年最後です。という一言が添えられていました。これも、友人の気持ちが伝わって嬉しかったです。
文は人なり、と言うけれど、たった一言でも、気持ちが伝わって書き手の人となりがわかるものだなぁ、と感じます。人に不快感を与えたり、気持ちが沈んでしまうような文ではなくて、できるなら元気が出て楽しい気持ちになるような文が書けたらどんなに良いかしら、と思ったりもします。でも、自分の人となり、人間性を考えてみればせめて不快感や身勝手なことは書かないでいたい、と願うのみです。このささやかな日記が誰かを傷つけたりしませんように。Yさんのラインの言葉が彼女という人を物語っています。今も私の中で生き続けています。有難うございます。
礼拝後、クリスマスソングのオーディオコンサートがあり、残った皆さんと聴きました。ウィーン少年合唱団、バチカンのシスティーナ礼拝堂少年合唱団。ドイツ語や英訳してある歌詞をさらに日本語に訳して、歌の意味も理解しながら鑑賞することができました。ヨーロッパの石造りで天井が高い礼拝堂での歌声は反響も素晴らしく聞きほれてしまいました。新しい会堂の音響は蜂屋さんが考えて下さっていると思います。つたない聖歌隊ですが、新しい会堂で歌いたいな、と思いました。
・・・それにしても、私の学部では第二外国語、ドイツ語が必修でした。しかし一言も聞き取れず・・・もっと真面目に勉強しておけば良かった、なんて今更思ったりしました。辞書もテキストも断捨離してしまいました。あ~あ。浅はかでした。