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ツアーで出会えた方たち

2023/12/05 16:53jun
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今回のツアーは全部で12人でした。バスの乗り降りやおトイレタイムの集合やレストランでの食事等々、ちょうど良い人数だったように思います。添乗員さんをはじめとして、全員の皆さんが親しく接して下さり、羽田でお別れするときは、お名残り惜しい気持ちでした。カフェでワインなど飲みながら、随分といろいろな話もしました。


特に印象に残っているのは、80代の最高齢の女性でした。お嬢さんが2人いらして、今回は次女の方が同行していました。年に何回か、2人で相談して交互に温泉とか日帰りのグルメツアーなどに連れ出してくれるのだそうです。今回は、3年ぶりの旅行で、次女の方が職場のリフレッシュ休暇を取得して、フランス行くけど、一緒に行く?と誘われたそうです。

2人のお嬢さんから、スーツケースの持ち運び、皆と同じペースで歩けること、階段や坂道の上り下りが出来る事、何でも食べること、など厳しく言われて、出来なければ諦めて、と言われていたのだそうです。


コロナの3年間で、歯の手入れと治療を欠かさず、ご一緒した食事では、骨付きの鴨肉や骨付きラム肉のグリルなど、全部完食されていました。

しかも・・・アン ベレ デ ウィン ルージユun  verre de vin rouge なんてフランス語で赤のワインを注文してくれました。フランス語の勉強もしてきたのだそうです。

さらに白内障の手術もして、すごく良く見えるの。もっと早くすれば良かったわぁ、と嬉しそうでした。補聴器も購入したそうで、ガイディングマシーンはブルートゥースで聞かれていました。何年か前には変形性膝関節症で思い切って人工関節にする手術も受けられたのだそうです。今回の旅行に備えて、筋トレもはじめたのだと言っていました。これから人生楽しむの、歩けなくちゃねぇ・・・と地下鉄の階段ももモンサンミッシェルも、とにかく全行程を歩かれました。本当に感服しました。


早くにご主人を亡くされて、子どもさんを育て上げ、お姑さんを見送り、ご自身は癌で何回かの入退院も経験されているそうです。今が一番幸せですよ。とおっしゃっていました。諦めない、前向きさに私はとても刺激を受けました。


それにしても、娘って良いなぁ、と思いました。何でも自分でやってもらわないと、甘えちゃったらどんどんダメになるから、と言いつつ、そっと見守っている姿がありました。もうこの旅行で充分。なんておっしゃったりもしましたが、あと何回かは、ヨーロッパや北米、南米などに連れて行きたい、と娘さんは言っていました。そしたらそれを聞いて、じゃあウユニ塩湖に行ってみたい!!とすかさずおっしゃって、みんなでビックリ。

ご本人は、欲張りかな、と笑っていらっしゃいました。


命を楽しむ。羽田に着いたら、スマホに着信がたくさん来ていました。グラウンドゴルフの練習日の変更、老人クラブの忘年会、お餅付きの手伝いの連絡などなど・・・あら忙しいわ。少し休まなくちゃダメだよ!! などと母娘の楽しくも厳しい会話は続いていました。


あの気力。前向きさ。私も見習いたいです。みなさん、あやかりたい、と感心していました。

娘さん、優しいのですね。息子は旅行なんかに同行してくれるのかしら??なんて言ったら、優しいよ。パスポート届けてくれるから。と夫に言われてしまった私でした。 

 

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#4 jun2023/12/07 21:55
ぎむれっとさん

今晩は。親に対する優しさというのは性差ではなくて個人差、というのは本当にその通りですね。我が家の息子たちも、優しく親思いなのだ・・・と信じましょう。

親と旅行に行く、というのは凄く思い出に残るものだし、いつもより心が軽やかで、良い関係になれるような気がします。最後の母親との旅行は、長男が大学に合格した年の3月下旬でした。我が家が5人に母で総勢6人。日光江戸村に立ち寄ったのですが、玉すだれと猿回しがすごく気に入ってずっと見ていたのを思い出します。母娘二人での旅行はなかったけれど、孫も一緒で、私も連れ出せて良かったな、と思っています。
#3 ぎむれっと2023/12/06 20:30
>終活は、今与えられている命をより良く生きるためにするのです。終活が生きている目的になってしまうのは、本末転倒。間違いです。

染みる言葉ですね。
私もそう思います。

ところで、
こどものやさしさ、男女関係なく、その人物によるかなと思います。
たまたま、その80代のご婦人の娘さんがよい娘さんだったということじゃないかしら。
息子さんでもチャオさんのご主人のように、おかあさんを大事にされる息子さんもいらっしゃるし・・。
なにより、junさんはご主人が旅のおともをしてくださるから、息子さんの出番はまだじゃないですか^^

私は、母になにをしてきたか思い返してみると、1年に1回の旅行・・・・くらいかな。
旅行の終わりには、その80代のご婦人みたいに、「次は〇〇に行こう!」と楽しみにしてくれてたのが思い出されます。
旅行に連れ出すくらいしかできなかったけど、やっておいてよかったなとつくづく思います。
#2 jun2023/12/06 17:24
meionさん

今日は。私も2度の癌はともかく、2020年の大動脈解離の後は、本当に考えさせられました。集中治療室から出れて、状況が理解できた時、なんで助かってしまったんだろう。もう終わりでも良かったのに・・・などと思ってしまったことも無かったわけではないのです。

私も、終活、身辺整理をずいぶん考え、そして実行しようとしていました。でも、身体が思うように動かなくて焦ったり。その時には牧師先生からのアドバイスがすごく指針になりました。終活は、今与えられている命をより良く生きるためにするのです。終活が生きている目的になってしまうのは、本末転倒。間違いです。とはっきりと指摘され、目が覚めた感じでした。より良く生きる、暮らす。ささやかなことですが、まずは母からの塗りの漆器や食器なども処分しないで使ってみることにしました。食卓がグレードアップしたようで、嬉しくなったりしました。時間をかけて、持ち物の整理も少しずつやっていくことにしました。スーツケースだって、もう海外には行けないだろう、と早まって処分してしまわなくて本当に良かったと思っています。
大切な物の所在やパスワードなどは明らかにしておきますが、物の処分などや、自分の信仰や生き方の終活とは別に考えています。牧師先生のおっしゃるように、すべてが自分の計画や思い通りにいかないのですから、残された人が、私ならどうしたいだろう、という思いが伝わるように家族との生活をして、やり残したことは委ねたいと思っています。
生きている以上、人のお世話にならなければ生きられないのだし、残された家族が後始末するのも、最後に私とかかわる機会だし、それが親子だ・・・みたいに考えています。でも、できる整理はやり続けようとは思っています。

私の周りには、お手本にしたいような方たちが沢山いらっしゃいます。ゴルフ仲間の皆さんもそうですし、melonさんも前向きで凄いなぁ、と思っています。そして今回の女性。
彼女は、本当に楽しそうに旅行していらして、前向きで、私も頑張ろう、と思う元気をいただきました。娘さんは、今楽しんでくれているのが本当に良かった。じゃなかったら苦労ばっかりだったし、自分たちも後悔してしまう、とも言っていました。ウユニ塩湖、行こうじゃないの!!頑張れ。とはっぱをかけていました。
まだまだこれからですよね。お互いに、時間もお金も賢く使って楽しみましょうね!!
#1 melon2023/12/06 10:00
素敵なお話ですね{#emotions_dlg.haato}
私は癌を手術してから終活を考えるようになり、これからはおまけの人生、いつお迎えが来てもいいと思うようになりましたが、80代の女性の前向きな人生を聞いて、「まだまだこれから、私なんて足元にも及ばない・・・・」と、勇気と元気を貰いました。このような女性が本当にいらっしゃるなんて、素晴らしいですね。
さぁ~私も頑張るぞ{#emotions_dlg.appu}{#emotions_dlg.appu}あと10年もあるわ、と気合を入れて直しています。
junさん、ありがとうございます。
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jun


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