10月です。月初めの礼拝、新しい1週間のスタート、そして2023年のラストスパートです。今日は久しぶりにいらした方が何人も居ました。中でも若い方たちがいらしていて、礼拝が終わってからみんなでワイワイと賑やかに、楽しそうに話していました。聞けば、みんな大学4年生で、明日、内定式だという事でした。牧師先生に報告をして、花向けの言葉をいただいて、それを真剣に聞いていました。その姿が、初々しく見えました。
彼らは入学した時からコロナ禍で、私たちが経験した学生生活とは随分と違った時間を過ごしていたようです。漸く、通学できるようになったのに、もう卒業です。でもとても前向きで、これからの仕事も精一杯頑張りたいと話していました。私は聖書にある「地の塩たれ」という言葉が思い浮かびました。味を保ち、腐敗を防ぐ、世の塩として人生を歩いて行って欲しいな、と願いました。地の塩たれ・・・彼らに幸せと導きがありますように。
内定式、と聞いて、私は長男の内定式を思い出しました。長男の会社には、毎年九州大学の土木研究室から入社する人が複数人いるそうで、その時も5人の方が入社するのだ、ということでした。10月1日の内定式の夜は、九州組の5人全員を泊めてあげて欲しい、と息子から頼まれました。内定が決ってから、九州の方たちと息子は交流があったようなのです。節約のために、全員が青春18切符を利用して5人で回数券みたいに使って九州から来るのだとか言っていました。この切符がどういうものか良くは分からなかったのですが、とにかく時間をかけて内定式に参加するのはよくわかり、我が家で良ければ、と泊まってもらうことにしたのでした。
内定式の後、会社の方たちと呑み会に行ったのか、とにかく夜遅くに酔っぱらって息子と一緒に帰って来ました。翌日は全員お昼近くまで寝ていました。二日酔いだ、と言いつつも、朝ごはん、もりもり食べて、お味噌汁もお代わりして、納豆は無理だ、なんて言っていた姿が甦りました。その日のうちに、彼らはまた九州へと戻って行きました。まだ授業がある、と言うことで、飛行機を奮発するか、18切符で帰るか、協議していた用でしたが・・・どうしたのかな。入社してもお付き合いが続くと良いな、と思っていましたがみんな配属が色々だったようでした。お1人だけ、入社してからも我が家に泊りに来たりして親しくさせていただいていたようです。なんだか懐かしい思い出で、遠い昔になってしまったな、と感じました。
あの時の皆さんはどうされているのかな・・・
そしてさっきお嫁さんから、ランドセルが届きました。とニコニコ顔の孫の写真が送られてきました。この前産まれたばかりだと思ったのに、もう来年は1年生。私は退院直後、あまりに身体が辛くて、孫の入学式なんてきっと見れないだろうな、と思ったりもしましたが、ランドセルを一緒に買いに行けて、嬉しそうに背負っている写真も見ることができて、本当に幸せだと思いました。
学ぶことは、とても楽しいことだよ。義務教育、義務ではあるけれど、学ぶことは権利でもあるのだからね。1年生になって、友達が沢山できると良いね。そして楽しい学校生活が出来ますように。