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なつかしい道

2023/09/02 17:14jun
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お昼ごろから、夫の仕事にちょっと付き合って車で神保町まで行きました。
我が母校、小石川高校(今は中高一貫校になりました)へ行く道を通ってくれました。

巣鴨駅から、高校までの道を眺めただけでなつかしさがこみ上げました。朝、遅刻しそうで全力疾走していた姿が甦ります。同時に、父が亡くなり(高校3年の春でした)母との衝突と、結局は意思を貫き通せなかった不甲斐なかった日々も思い出されました。

なんで私を残して死んだ!!と父に対して怒り、母親には絶望とあきらめ。そして希望の無い受験勉強・・・そこに進学しろ、というならそうしてやる・・・という他人ごとのような、投げやりな進路選択。暗い穴の底に一人で閉じ込められているようで、一人になって気を許すと良く泣いていた私でした。

当時の自分を思い出すと、痛ましい、と感じてしまいます。

同じ高校には長男が通いました。合格発表の日、私はすごくドキドキして見に行きました。息子が入学できる気がしなかったのです。でも結果は合格で、初代校長の銅像に初めて深々と頭を下げてきたのでした。自分の在学中は何とも思わなかったのでした。夫も一緒に礼、をしてくれていました。

そんな話をしているうちに神保町に着きました。
岩波ホールも無くなってしまったけれど、岩波ビルはありました。相当に古めかしいけれど、これも懐かしかったです。岩波ホールへは何回も映画を見に来ました。夫ともずいぶん来たけれど、そういえば大昔に好きだった人から誘われて映画を一緒に見に来たなぁ、なんてことも思いだしました。ずいぶん時間が経ったのですね。

今日、同窓生の長男が帰国します。何時のフライトなのかは結局返事なし。
そういえば、息子は私の進学したかった大学へ進み、私が学びたかった分野に偶然にも進んでいきました。

車の中で、私が進学出来ていたら、もう少し勉強したと思う、と言ったら夫からそれは大いに怪しい。と言われ二人で笑いながら帰って来ました。

学生時代は遠くなったけれど、やっぱり胸キュンの思い出です。

jun


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