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休養日に思う事

2023/08/01 15:51jun
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さっきまで、我が家の近辺では、ものすごい勢いで雨が降り、雷も鳴って、大雨警報が出ていたようです。教会の解体作業に行っていた夫と三男も、早めに切り上げて、今しがた帰って来ました。私は、腰の事もあり、今日は家で一日過ごしていました。腰はずいぶん楽になり、腰痛体操も3セットやって、作り置きの料理をしていました。掃除はやめておきました。明日Yさんが来てくれるので、お願いすることにしました。

午前中、料理の合間にふと外を見たら、この前熱中症で孤独死されたお婆さんの部屋を、大家さんらしき方が片づけているようでした。

衣類が入ったゴミ袋が一つ。古めかしい炊飯器と魔法瓶、サンダルとかハンガー、洗面器が入ったゴミ袋も見えました。

八百屋さんの買い物に来ても、ほとんど誰とも口をきかなかったお婆さん。トマトやキュウリを1袋ではなくて1個だけ買っていました。八百屋さんは袋から出して売っていました。一度だけ、近所にある高齢者クラブを教えてあげたことがありましたが、話が合わないし、役所のやってるとこはイヤだ、と言っていました。過去に何かイヤな思いをされたことがあったのかもしれません。

どんな人生を歩いてこられた方なのか。訳アリの人生だったのかもしれません。だれとも関わらず、口も利かない。どうせわからないよ、通じないよ、そう思い定めて、亡くなってしまわれたのでしょうか。

最近、人口減少についての資料を見たのですが、人口減少1位はウクライナで3位はロシアです。原因は戦争です。4位は中国で、これは一人っ子政策のツケだと言われています。なんと日本は第2位。昨年1年間で減少した日本の人口は広島長崎東京大空襲の時の犠牲者の合計よりも多いのだそうです。戦争よりも国民が減っていく日本。これをどう理解すれば良いのか。


圧倒的に、産まれる子供が少ないのです。子供を持てない日本の社会なのです。子供食堂に頼らないと、夏休みの子供の食事も満足に食べさせられない現状は、自己責任では片づけられないように思うのです。

どんな訳アリのお婆さんだって、もう少し行政が心の通った手助けができなかったものか・・・

窓からお婆さんの遺品を見ていて、子供たちや高齢者、弱い立場の人たちは見捨てられ、見殺しにされているような気さえしてきました。



夏休みの子供たち、教会やボランティアの子供食堂に頼るのではなくて、予算要求をして、健やかな成長を全員に担保するのが政治、行政の役目だと思うのだけれど。

あのお婆さんのように、声を出すことも諦めてしまっているのか・・・

これからどんな日本を手渡していくのか、私たち世代の責任も考えさせられた、本日の休養日でした。

jun


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