飯田橋にあった名画座、ギンレイホールが27日の日曜日で閉館したそうです。
神楽坂の紀の善が閉店した時と同じく、その日のグループラインはギンレイ閉館の事で盛り上がっていました。学生時代は良くギンレイで映画を見ました。2本立てや3本立てでロードショーが終わった映画を格安で見ることが出来て、お気に入りでした。実習や山岳部の活動、アルバイトまでしながら、映画を見たり、友達と話し込んだり・・・よくぞやってきたものです。若かったのですね。
ずっと体育会系で運動してきたけれど、映画や観劇、美術鑑賞なども好きなのです。
今気になっているのは、座・高円寺で上演される2本の舞台です。
12/21~23は島田歌穂さん出演のアメリカンラプソデイ。ガーシュインのお話です。
ガーシュインは、ロシア出身のユダヤ系移民だそうです。その出自を聞いただけで興味をそそられます。ピアノは佐藤充彦さんで、ラプソデイ・イン・ブルー、スワニー・パリのアメリカ人・サマータイム、と予定演目を見ただけでワクワクします。島田歌穂さん、どんなふうに歌うのでしょう。
後半12/24~26は竹下景子さんが出演してジョルジュという演目です。これはショパンとその愛人ジョルジュ・サンドの物語だそうです。ジョルジュとショパンを見守った弁護士とジョルジュの往復書簡の朗読劇で、そこにショパンの名曲のピアノ生演奏が入るのだそうです。ピアニストは関本昌平さん。演目には英雄ポロネーズとか別れの曲、雨だれ、幻想即興曲などなどが並んでいます。これらの名曲が生み出されたのは、ジョルジュと過ごした9年間だということですから、二人のどんな関係が背後にあったのか、これも興味あがあります。竹下景子さんのジョルジュ・サンドも見てみたいです。
どちらも、すごく行きたいのですが、教会のキャンドルライトサービスや忘年会の予定など、行くにしても、かなりの過密スケジュールです。諦めようか・・・と思いつつ、通しの割引チケット代金が私を呼んでいます。悩ましい。もう少し悩みましょう。
もう一つは来年7月末までなので心安らかです。永井潔アトリエ館の企画展FAMILY HISTORYです。永井潔は劇作家、永井愛さんのお父様なのですね。生涯家族の肖像を描き続けたそうです。永井愛さんを父親はどんな風に描いているのか、これも興味があります。
こちらはまだ時間があるので、来年の楽しみにしようと思います。
岩波ホールが閉館してしまい、ギンレイホールも。
何だかとても寂しいです。でも池袋の文芸座は頑張っているので応援したいです。
ちなみに新文芸座、月曜から今月いっぱいはドライビングMissデイジーとレインマンの2本立てです。若いころはオールナイトで見たりしたけれど、今となっては・・・厳選して楽しみましょう。