教会では来週からアドベントという、クリスマスを待つ行事が始まります。
今日は礼拝後、皆さんとクリスマスの飾り付けをしました。この教会堂でクリスマスのお祝いをするのは、多分今回が最後になるのだと思います。60年近く信徒の歩みを見守ってくれた会堂です。コロナのことなどいろいろと制限があるかもしれませんが、皆さんと心を合わせて、できる限り、クリスマスを喜びたいと思います。飾り付けも丁寧に心を尽くしたつもりです。心に残るクリスマスにしたいです。
そんな今日の朝、友人から連絡がありました。離婚した元夫の母親が亡くなったのだそうです。元ダンは何年か前にすでに亡くなり、その妹、つまり私たちの同級生は病気で失明して、現在も療養中。友人は葬儀その他の仕事をするために元義母が入所していた施設に出向くのだと、そんな連絡でした。
私ならどうするか。もはや何の関係も無い、と突っぱねたって良いはずだ、と思うけれど、子供たちにとっては祖母であることには変わりありません。
行くのね。気持ちの整理はついたの?
と返信してみました。
息子には先立たれ、娘は光を失って病に臥せっている・・・同じ母親として、どんなに辛いだろう、と思うと、やはり行ってできる限りのお見送りをしようと思う。子供たちも都合をつけて来てくれるし、そうしなければ自分が後悔する。
友人からはそんな返事がありました。
あのお義母さんのことで、友人がどれだけ忍耐していたか泣いていたか、私は知っています。でも・・・今はその全てを超越しているのかもしれません。一人残された盲目の同級生。彼女に守りと慰めがあるように、一緒に祈って欲しい、と言われました。祈りましょう。そして献身的な我が友の上にも、信仰に裏打ちされた大きな安らぎと平安が有りますように。
全ての人ににやって来るクリスマス。人間のちっぽけな感情を乗り越えて、豊かで愛に溢れたものでありますように。