夕べ10時近くに家に帰り着きました。
上高地のバスターミナルから高速バスに乗ったのは午後3時。予定通り出発して、順調なら午後7時半くらいに新宿バスタ到着のはずでしたが・・・中央道、めちゃくちゃ混雑して大渋滞でした。大月での工事が原因だという事でした。時間はかかりましたが、夫も私も良く寝ておりました。乗車前に、天ざる蕎麦をいただき、枝豆、野沢菜、生ビールで乾杯したので、程よく満腹でホロ酔い気分でした。時間に余裕があれば、座り心地も良いし、楽ちんだし、この頃バスを利用することが多く成りました。お勧めです。
上高地の2日めは、岳沢往復の予定でしたが、岳沢小屋まで行くことはできませんでした。私の歩行ペースだと3時のバスに乗り遅れる、と夫が判断して、8割到達したところで、引き返しました。やっぱり尾瀬や高尾山とは違います。昔のように、時間内で歩き切るだけの力が無いのですね。夫の判断、正しいね、と言ったらプロガイドですから、と笑っていました。私はとても残念だったし、落胆しました。北アルプスの槍や剣にもう一度なんて夢のまた夢です。お天気も霧雨が降ったりやんだりしていて、稜線がくっきり見えることはありませんでした。西穂や奥穂の方向の空を見上げてため息をついていたら、夫がまた秋口にガイドしてくれる、と言ってくれました。涸沢カールの紅葉を見て1泊。翌日奥穂に登って横尾に1泊。これなら登れるんじゃない、という提案でした。有難う。左足の脚力と体力をもう少しつけないと無理かもしれないけれど、涸沢までなら行けると返事しました。トレーニングの目的ができますね。
歩きながら、二人で学生時代の合宿の思い出や、後輩たちの監督をしていた時の話など、ずいぶんいろいろと思い出しました。遭難では無かったけれど、後輩と連絡がとれなくなった時には、コーチだった夫が西糸屋の奥原さんに中継ポイントになってもらい、上高地から涸沢、前穂と登り現役をみつけて、一緒に上高地の西糸屋まで降りてくる、というコースを1日で行ってきたのでした。あの頃のパワー。ほとんど小走りに登ったと言っていてました。
若かったねぇ。あなたもねぇ。なんてまったり話しながらの山歩きでした。
長男も小学校2年の夏に、涸沢から奥穂に登っています。
お婆さんになった私ですが、今度はジジと孫と登ってみたいな。
とても満足した山旅でした。
西糸屋さんの朝ごはん