礼拝の後、会堂新築について話し合う、拡大運営委員会が開かれました。
設計者の蜂屋さん、川村さんも出席して下さって、話し合いが行われました。
夫は用意した、最近の建築資材その他の価格動向についての資料を提示して説明しました。さらには過去に取引のあった業者さんとの交渉の結果なども話していました。
時間がかかればかかっただけ、価格の上昇につながるのが現状で、慎重に時間をかけすぎることが、今はリスクにつながると発言していました。私も同感でした。今までに時間をかけて議論を尽くしてきたと感じています。億を越えるお金が動くので一般の教会員の方たちは不安にも思い、リアリティーも無いのかもしれませんが、夫も私も現時点での感触では完成にこぎつけられると感じています。これは長年建設会社を営んできた経験値からだと思っています。
蜂屋さんからも、これ以上の数字を出すためには、実施設計が必要である、と言う説明がされて、みなさんと実施設計に向けて動き出そう、ということになりました。ようやく、一歩前進です。再来週の礼拝後、みなさんに説明会をすることになりました。やっとここまで来ました。竣工までの道のりを歩み切れるように、祈りつつ頑張りましょう。
蜂屋さんと初めて一緒に仕事をしたのはずいぶん昔、ロータスアパートメントという建物でした。この建築で、東京都の住宅建築賞を受賞させていただいたのでした。会議の後、お握りを食べながら、蜂屋さん、川村さんと知り合ったのは、ロータスが最初でしたよね。今は教会のことでたいへんなご苦労をお掛けしてしまっているけれど、また一緒に建築に携われて、しみじみ嬉しいな、と感じているのだ、とお伝えしたら、蜂屋さんが一言、嬉しいよね!!とおっしゃって下さいました。川村さんも長い時間がたったけど、こうして仕事ができるのは楽しいよね。とも言って下さいました。
どんな仕事もそうだと思いますけれど、建築工事でひとつの建物が完成するまでにはたくさんの産みの苦しみがあります。かかわる人全員で乗り越えて、竣工の喜びを味わいたい、そう願っています。夫はともかくとして、私にとってはこれが最後の大きな仕事になるように思います。謙虚に頑張りましょう。
まずは再来週の説明会です。
Journy of a thousand miles begins with a single step.