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平凡を味わう日

2024/07/17 16:57jun
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朝食です。朝キッチンに行くと、パンが焼けた香りが一杯に広がっています。
今日もまた無事に朝が迎えられた幸せな瞬間です。

  

毎日繰り返す食事の準備も、倒れてできなかった日々があるのですから、有難いなぁ、としみじみ思った朝でした。

祈祷会では、日曜日に亡くなった三森先生の事を詳しくうかがいました。95歳だったそうです。ということは、私たちのツアーの団長としてイスラエルにいらした時は89歳。驚いてしまいました。14日間の移動、観光、説明など全て全員と同じように行動されていました。唯一、死海での海水浴はなさいませんでしたが、後はダビデの塔も城壁も全部登って降りて・・・とにかく私はまだ70代の半ばか後半くらいのお年だと思っていたのでした。現在のイスラエルと聖書の時代のイスラエルの講義もして下さり、さらに夫などは質問を沢山していました。その時の経験が夫に洗礼を決意させたのだと私は感じています。

つい最近まで、神学院での授業もされていて、埼玉県の老人ホームから神奈川県の神学院まで、電車で往復されていたそうです。入院3日で旅立たれたという事でした。教会の副牧師の先生は、三森先生に授業だけではなく、とてもたくさんの励ましと、導きをいただいた、と言っていました。

コツコツと牧師としての毎日を歩み続けられての95年。平凡な繰り返しが見事に結実した人生だったのだ、と思いました。クリスチャンとしての人生を見事にまっとうされ、そして最後の時まで、人の役に立つ生き方が出来たこと・・・本当に敬服しました。

帰宅したら、信州の親戚からブルーベリーが届いていました。

  

従兄も、歯科医として毎日の診療を続けてきたのでしょう。子供たち二人が同じ道を志した、ということは、その生き方を見ていたのだと思います。父が亡くなっている私の事を、ずっと気にかけて接してくれています。

大きな出来事も無く、粛々と毎日を暮らしていく平凡こそが非凡なのだ、と感じた本日でした。

jun


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